COLUMNコラム
歯周病を放置すると病気に?歯医者が歯周病の放置をおすすめしない理由とは
こんにちは。
京急本線「井土ヶ谷駅」から徒歩4分の【井土ヶ谷デンタルクリニック】院長の大野です。
日本では、45歳以上の人の過半数が歯周病を患っています。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周疾患の有病状況」より)
歯周病は歯を失う一番の原因ですが、じつはお口の中の問題だけではなく全身に影響することがわかっています。
そこで今回は、歯周病治療の必要性と歯周病の予防法についてお話します。
歯周病は全身の病気の引き金に!歯医者でしっかり歯周病治療を
歯周病は、歯磨きで落としきれない汚れが歯と歯ぐきの間にたまり、そこに菌が増殖することで炎症を起こす病気です。
この炎症を長期間放置すると、最終的には顎の骨が溶け永久歯を失ってしまいます。
さらに、歯周病菌は血液を介して身体を循環し、全身に影響を及ぼすのです。
歯周病を放置すると、このような病気を引き起こす可能性があります。
- ・脳梗塞
- ・糖尿病
- ・心臓病
- ・早産・低体重児出産
- ・誤嚥性肺炎
歯周病にならないためには、ご自宅と歯医者で歯周病ケアを徹底しましょう。
セルフケアと歯科でのプロフェッショナルケアで歯周病を防ぐ
歯周病ケアは毎日の歯磨きがとても重要です。
ただ、歯ブラシだけでは全体の約60〜70%しか磨けていないのです。
歯間ブラシ、デンタルフロスを一緒に使用しましょう。
また、喫煙する人は注意が必要です。
タバコを吸う人は吸わない人に比べて歯周病にかかりやすく、治りが悪いこともわかっているからです。
(参照:厚生労働省「喫煙と歯周病の関係」より)
喫煙者は、禁煙と歯周病ケアで歯周病が改善されることが期待できます。
毎日の歯磨きを十分に行っていても、自宅のケアだけではどうしても磨き残しがあります。
定期的に歯医者でプロの手によるクリーニングを受けると、さらに歯周病になるリスクを減らせます。
また、同時にプロによる歯磨きの指導も受けましょう。
セルフケアが正しくできているか再確認できるのでより効果的です。
井土ヶ谷デンタルクリニックでは、患者様のデータを管理し、治療・予防を計画的に行っています。
歯周病治療は早期発見・早期治療が大切です。
いつまでも健康な歯を維持するために、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。