COLUMNコラム
歯が欠けたり失ったときの治療とは?
インレー、クラウン、ブリッジの違いとメリット・デメリット
こんにちは。
京急本線「井土ヶ谷駅」から徒歩4分の【井土ヶ谷デンタルクリニック】院長の大野です。
歯や歯列の一部が欠けたり、すべてを失ったときにはどんな治療を行うかご存知でしょうか?
「歯、歯列の一部、またはすべてに欠損がある場合に行われる治療」のことを、「歯科補綴治療」と言います。
今回は、この「歯科補綴治療」について説明したいと思います。
症例ごとにインレーやクラウン、ブリッジ、入れ歯治療などを行う
歯の欠損の大きさや失った歯の本数によって、次のようにさまざまな治療を行います。
●むし歯や破折が原因で、小さく、または歯の一部が欠損した場合
レジンという樹脂材料で補ったり、インレーと言う修復治療を行います。
●歯の大部分を欠損した場合
クラウン治療によって補います。
●抜歯して歯を失った場合
ブリッジ、インプラント、部分入れ歯(部分床義歯)、総入れ歯(全部床義歯)による治療が行われます。
インレーとクラウン、ブリッジの違いとは?
インレー、クラウン、ブリッジによる治療についてより詳しく解説します。
●インレー治療
インレー治療は、歯の隣接面(歯と歯の間)のむし歯などに使用されます。
インレーは歯の一部を削ることで治療できます。インレー治療は補綴という歯科分野ではなく修復という分野に分類されます。
●クラウン治療
クラウンはインレーで回復することが難しい場合に行われる治療法です。
クラウン治療は、1本の歯全体を覆うため歯を全周削って治療します(全部被覆冠)。
クラウンには、金属で全体を作製した物(全部金属冠)、見える部分だけ白い物で作り見えない部分は金属などでで作った物(前装冠)、金属を使用せず白い歯の色をした材料のみで作製した物があります。
●ブリッジ治療
ブリッジ治療は、少数の歯を抜歯などで失った場合に対して行います。
欠損した歯の両隣の歯を土台(支台歯)としてその間を橋(ブリッジ)のように連結する治療です。
ブリッジの利点は、もともとあった自分の歯に近い形に作製できるため、違和感が少なく、歯ぐきの状態によりますが、基本的に見た目も悪くないことです。噛んだときも自分の歯に近い感覚で噛めます。
欠点は、欠損した歯の両隣の歯を並行に削ることとなり、多く削除することになる点です。欠損した本数によっては、噛む力などの負担が強すぎることからブリッジを入れられないことがあります。また、調整や修理は困難です。
補綴学を専門的に学んできた院長が治療します
「歯科補綴治療」では、症状をしっかりと診断し、症状に合った適切な治療を選択し行うことが大切です。
井土ヶ谷デンタルクリニックでは、「補綴学」を専門的に学び、専門的な治療や研究に従事してきた院長が、患者様お一人お一人の症状に合わせた治療をご提供いたします。
歯や歯列が欠けたり失ってお困りの方、被せ物(クラウン、ブリッジ)、入れ歯(義歯)、インプラントなどをご希望の方はお気軽にご連絡ください。