COLUMNコラム
【井土ヶ谷の歯医者】金属アレルギーでも使える入れ歯はある?金属を使用しない入れ歯を紹介
こんにちは。
京急本線「井土ヶ谷駅」から徒歩4分の【井土ヶ谷デンタルクリニック】院長の大野です。
金属アレルギーを抱える患者さまにとって「金属アレルギーでも使える入れ歯はあるのか」は、気になる点だと思います。
入れ歯は金属を使用している部分があります。
ですが、金属以外の材質を使用している入れ歯もあるので、金属アレルギーの方もご安心ください。
今回は金属アレルギーの方でも使用できる入れ歯について、お話しします。
歯の治療において金属アレルギーを引き起こすことがある
歯の治療において、歯の被せ物や入れ歯の一部分に金属が使用されます。
治療に使用される金属によって、一部の患者さまが金属アレルギーを発症する可能性もあります。
金属アレルギーは、身体が金属に対して過剰な反応をして、皮膚炎やかゆみ、赤み、腫れ、口内炎などの症状を引き起こしている状態です。
金属が体内に取り込まれた際に、身体の免疫機能が異常に反応するために起こる金蔵アレルギーですが、特にお口の中では金属が直接粘膜に接触しているため、アレルギーの症状が顕著に現れることがあります。
東京医科歯科大学の論文では、何らかのアレルギーが疑われ受診した246名のうち、金属が関与していると思われた方は107名(約43%)と半数程度の方が、金属アレルギーの可能性があると書かれています。
(参照:J-STAGE-口腔病学会雑誌 濱野英也 他「金属アレルギーと口腔内修復物の成分組成に関する調査」III.結 果 および考察より) >
歯の治療に金属を使用することで、金属アレルギーを発症するリスクがあることを考慮して、適切な素材や治療法を選択する必要があるでしょう。
金属アレルギーが心配な場合は金属を使用しない入れ歯もある
部分入れ歯には、クラスプと呼ばれるバネをかける部分に、金属を使用することがあります。
クラスプは直接お口の中に触れるため、金属アレルギーの患者さまに使用するのは難しいでしょう。
金属アレルギーのリスクを最小限に抑えるために、金属ではないプラスチックやセラミックなどの素材で、ノンクラスプデンチャーと呼ばれる部分入れ歯を作ることができます。
ノンクラスプデンチャーは、金属アレルギーのリスクがなくなるほかにも、見た目が自然で審美性が高いという特徴があります。
また、金属の部品を使用した部分入れ歯にくらべて、お口の中の粘膜などに低刺激です。
総入れ歯の場合は、金属を使用せず製作することができます。
入れ歯製作で金属アレルギーが心配な場合はご相談ください
金属を使用していないノンクラスプデンチャーですが、すべての患者さまにとって適切な入れ歯とは限りません。
金属アレルギーが心配な場合は、ぜひ当院でご相談ください。
お一人お一人のお口の状態に合わせた適切な入れ歯をご提案させていただきます。
【井土ヶ谷デンタルクリニック】は、京急本線「井土ヶ谷駅」から徒歩4分で、通いやすい歯医者です。
患者さま用の駐輪場もご用意しておりますので、バイクや駐輪場でもお越しいただけます。
水曜以外の平日は19時まで、土曜は18時まで、日曜は月2回13時半まで診療していますので(2024年2月現在)、ご都合にあわせてご来院いただけます。