COLUMNコラム
インプラントも歯周病になるって本当?~セルフケアとプロケアで清潔に~
こんにちは。
京急本線「井土ヶ谷駅」から徒歩4分の【井土ヶ谷デンタルクリニック】院長の大野です。
インプラントも歯周病になるときいたら、驚かれるかもしれません。
「人工の歯なのに?」
そうなのです。
インプラント周囲炎という、いわば、インプラントの歯周病が存在します。
進行するとインプラントをはずさなければならなくなる重大な病気です。
ですがこのインプラント周囲炎は、お口のケアをしっかりと行うことで予防できるのです。
インプラント周囲炎は「セルフケア」と「歯医者でのプロケア」で対策を!
インプラントの寿命はおおよそ10年。
(参照:厚生労働省「歯科インプラントの治療のためのQ&A p.3」より)
ですが、ケアをおこたるとインプラント周囲炎を発症し、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
インプラント周囲炎から、インプラントを守るために大切なことは次の3つです。
1.セルフケア
2.プロケア
3.禁煙
1.セルフケア
ご自宅でのセルフケアはもっとも重要です。
歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスを使いインプラント周囲を入念に磨きましょう。
2.プロケア
歯医者でのプロケアは、セルフケアでは取りきれない汚れを、プロの目と技術でクリーニングします。
同時に、磨き残しを少なくする歯磨きのコツをお伝えしていますので、セルフケアにぜひ活かしてください。
3.禁煙
喫煙の習慣がある方はより注意が必要です。
喫煙者はインプラント周囲炎を起こしやすく、また治りにくいことがわかっています。
タバコに含まれる有害物質が血流を悪くしたり、免疫力を低下させたりするのです。
タバコの本数を徐々に減らし、禁煙することが望ましいでしょう。
インプラント周囲炎になったらすぐに歯医者へ
インプラント周囲炎の初期症状は、自分では気が付きにくいことが特徴です。
「歯ぐきが腫れてる」「出血する」。
このような症状があるときは、すでに進行している場合が多いのです。
できるだけ早期に歯医者へ行き、診てもらいましょう。
いずれ治るだろうとスルーしていると、顎の骨が溶け、インプラントが脱落してしまいます。
インプラントは費用の負担が大きい治療ですが、審美性にすぐれ噛み心地も天然歯に近く優れています。
ずっと使い続けたいですね。
歯科クリニックを悪化したときの駆け込み寺とせず、歯医者の指導の下、定期的に通うようにすることでインプラントを長く健康に保てるでしょう。
井土ヶ谷デンタルクリニックは、「日本口腔インプラント学会認定専修医」の資格を有する院長が在籍しています。
インプラントでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。