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COLUMNコラム

【井土ヶ谷の歯科】詰め物や被せ物の種類と特徴~保険診療と自由診療~

こんにちは。
京急本線「井土ヶ谷駅」から徒歩4分の【井土ヶ谷デンタルクリニック】院長の大野です。
 
25歳以上の80%以上が1度はむし歯になったことがあるため、お口の中に詰め物や被せ物がある方もいらっしゃるでしょう。


(参照:厚生労働省 令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要 P8より) >

 
歯の被せ物や詰め物には、保険適用内で選べる素材と自由診療で選べる素材があります。
今回は歯の詰め物や被せ物の種類や特徴について、保険診療と自由診療でどのように違うのか、メリット・デメリットに関してもお話しします。
 
 

保険診療の被せ物は主に「銀歯」

 
保険適用内で行う治療(保険診療)の詰め物や被せ物などの補綴物は、主に「銀歯」です。
ほかに、コンポジットレジンという白色系の素材もありますが、こちらは「歯科用プラスチック」です。
 

銀歯のメリット

銀歯の主なメリットを2つ紹介します。
 
1.保険適用であること
銀歯は保険適用で使用できる修復物です。
健康保険に加入している方なら、比較的安価で治療することができます。
 
2.強度があること
歯科用プラスチックによる修復にくらべて割れにくいという特徴があります。
奥歯など、強い噛む力がかかる歯の被せ物に適しています。
 

銀歯のデメリット

銀歯の主なデメリットを3つ紹介します。
 
1.目立ってしまう
銀歯は歯の本来の色とは異なり、銀色なので、口を開けた時に見える位置に使用すると目立ってしまいます。
セラミックを使用した修復物とくらべると、審美性では劣るといえるでしょう。
 
2.変形する可能性がある
銀歯のメリットは割れにくいことですが、変形しやすいというデメリットがあります。
銀歯が古くなって変形すると、その部分からむし歯になる可能性があるため注意が必要です。
 
3.金属アレルギーになるリスクがある
銀歯など金属の補綴物を使用している場合、時間が経つと金属が溶けだし、金属アレルギーを発症するリスクが高まります。
金属アレルギーを発症することで、全身にさまざまな不調をきたすことがあります。
 
 

自由診療の詰め物や被せ物の種類と特徴

当院でご提供している被せ物や詰め物には、以下のものがあります。

・ジルコニアセラミック
・e-max
・フルジルコニア
・メタルボンドクラウン
・ラミネートべニア

 

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは、ジルコニアに患者さまの歯の色に合わせたセラミックを焼き付けた被せ物です。
元々の歯に近い色や溝なども再現できるため、「前歯」の被せ物として高い人気があります。
 
すべてがセラミックでできた「オールセラミック」という審美性に優れた素材もありますが、かみ合わせが強い場合や、歯ぎしりなどの癖がある場合は割れるリスクが伴います。
ジルコニアセラミックにすることで、ジルコニアの強度と、セラミックの審美性のどちらも兼ね備えることができるのです。
 

e-max

e-maxは天然の歯と同じくらいの強度があるセラミック素材の詰め物・被せ物です。
そのため、歯とe-maxの間にすき間ができることが少なく、むし歯再発のリスクが低い修復物といえるでしょう。
素材が高強度ガラスを含むセラミックのため透明感があり、審美性に優れています。
 

フルジルコニア

すべてがジルコニアでできた被せ物です。
ジルコニアはダイヤモンドに近い硬さがある物質であり、耐久性の高い素材のため、歯ぎしりや食いしばりをする方にも使用が可能です。
歯に似た色が再現できるので歯列に溶け込みやすく、人工歯とわかるようなことはほぼありません。
金属を使用していないため、金属アレルギーが心配な方にもおすすめです。
 

メタルボンドクラウン

メタルボンドクラウンは、中身が金属で外側から見える部分のみセラミックを使った被せ物です。
中が金属なので強度があって割れにくいため、前歯や奥歯など、ほとんどの部位に使用可能です。
銀歯と違い、歯本来の色に近づけられるので見た目も気になりません。
ただし、金属アレルギーの心配がある方には向いていない素材です。
 

ラミネートべニア

ラミネートべニアは、歯の表面をわずかに削り、歯の色と合わせた付け爪のような薄いセラミックを貼り付け、見た目を改善する治療法です。
歯へのダメージが少なく、理想的な色や大きさ、バランスを再現することが可能です。
歯列矯正や差し歯にせず、前歯を簡単に美しく見せることができます。
むし歯や歯周病など事前に治療する箇所がない場合は、2回ほどの通院で処置が完了します。
 
 

ご自身に合った詰め物や被せ物を選びましょう

井土ヶ谷デンタルクリニック】では、銀歯などの金属製の詰め物や被せ物の代わりに、歯本来の色を再現したセラミックやジルコニアなどを使用したメタルフリーの審美治療を行えます。
 
当院の院長は、補綴(ほてつ/歯科治療における被せ物や詰め物)の専門家である「日本補綴歯科学会認定補綴歯科専門医・指導医」です。
大学病院で補綴に関する治療を重ね、さまざまな症例にも携わっています。
お口の中のどの部分の歯に被せるかということやご予算などに合わせて、患者さまにフィットする詰め物・被せ物をご提案しますので、経験豊富な院長と一緒に選びましょう。
 
井土ヶ谷デンタルクリニック】は、京急本線「井土ヶ谷駅」から徒歩4分と駅から近く、通院に便利な歯科医院です。
駐輪場もありますので、自転車やバイクでの通院にも便利です。
平日と土曜は19時まで、日曜は月2回13時半まで診療していますので(2023年12月現在)、ご都合のよいときにご来院いただけます。


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